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ドジョウ養殖プロジェクト(PJ)と(一社)技術士さいたま(GS法人)の活動の原点 20-9-29中村憲雄

ドジョウ養殖プロジェクト(PJ)と(一社)技術士さいたま(GS法人)の活動の原点 20-9-29中村憲雄 published on

2020-4-1より、助成金などを得て、ドジョウ養殖PJに取り組んでいる。

GS法人のミッションは、地域の中小企業や団体にもっと喜んでもらうこと。経済的発展に寄与することである。

ドジョウPJでは、更に「環境の改善」を付け加えた。活動組織を「埼玉県の環境改善と地域活性化を推進する会(SKC会)」と名付けた。GS法人傘下での、業務推進を実施する実務部隊である。ボランティア活動とは一線を画している。周囲からの応援団活動は、有難いことではあるが、ビジネス参加とは少し違う。

この半年間のドジョウPJ活動で、様々なことが分かり、今後の方針も浮き彫りになってきた。

ドジョウ専門家は皆無ではあった。しかし技術的見通し、事業化成功への道筋、更なる地域発展への提案などが見えてきた。参加者の知恵のすり合わせもあり、未体験ゾーンへの、興味の高まりなども感じ始めている。

1. 休耕田は我々素人にとっては、不思議な空間である。一見枯れ果てた荒地の地下には水分が残っており、様々な生命が眠っていた。水を供給し池ができると、ドジョウ、エビ、昆虫、ミジンコなどがそれこそ多数湧いて出てきたのである。更にそれらが、ある種の生態系を形作ることにもなっていた。

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2. 休耕田でのドジョウ養殖基本技術は、ほぼ確立でき所まできた。今後は更に経済的価値の向上により、事業としての見通しを立てること。すなわち大量生産と大量販売の目途を立てること。これが現状及び来年の主なテーマである。今までにない、技術的ノウハウの更なる向上・確立と、販売分野の見通しを立てることが必要になる。

3. ドジョウ一匹ウナギ一匹と言われるほど、栄養価が高いと言われている。養殖ドジョウは天然物や輸入物に比べ、柔らかくおいしいとドジョウ養殖業経験者が語っていた。さらに最大長さ30㎝・太さ3㎝にもなると、水産研究所元技術者も話していた。これがもし、短期間で実現できると、必ず商売に繋がる。

4. ドジョウレシピ開発も含めた、大量販売方式の構築が必要である。次年度も継続し実現を図ることになる。これらの見通しが立つと、右肩上がりに増えている休耕田の、所有農家の参画が期待できる。美しい水辺環境に生まれ変わり、環境改善と地域活性化の両立が見えてくる。ビジネス化がその実現のキーとなる。

5. GS法人の支援活動の強さは、様々な専門家が参画し、知恵を出し合い、現場に入り、手を汚し、汗を流すことである。企業支援の場合では、現場従業員と率直に議論し、時には熱く語り合い、ひざを交えて酒を酌み交わすこともある。人間関係作りから、良いコミュケーションから、相互理解から、時には腹が立つことがあっても、共感・愛着が生まれ、徐々に信頼関係が醸成され、結果にも結びつくのである。

6. 当ドジョウPJの「今後」の流れとして、「もの補助ビジネスモデル構築型」にも挑戦する予定である。これは相当にハードルが高い。先ず、経産省の重要施策であるDX(デジタルトランスフォーメーション:データとデジタル技術を活用し、顧客や社会のニーズを基に製品やサービス、ビジネスモデルを変革すること)を織り込む必要がある。

7. 即ちIoT(「Internet of Things」。「モノのインターネット」。これまでインターネットに接続されていなかった「モノ」をインターネットに接続し、情報を収集したり分析することで、新たなサービスを生み出す技術)や、AI(「Artificial Intelligence」。学習、予測、問題解決など、これまで人間にしかできないと考えられていた知的な行動の一部を、コンピュータに行わせる技術)などの活用が不可欠になる。

8. 短期間での巨大ドジョウの育成技術。脂ののった栄養価の高い美味しい高品質ドジョウの実現。2・6・2に分かれる育成度の管理・選別方法。水耕田での産卵・孵化・稚魚育成技術。SSS方式と呼ばれる工場管理式育成技術。それらの組み合わせなど、技術的領域にもDXの導入は必要かもしれない。

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9.「もの補助ビジネスモデル構築型」の挑戦に際しては、更なる高度なチーム作りが必要になりそうだ。多様性にあふれ、更に個人としての生産性の最大化も期待し、学びのある楽しいチームになれば良い。リモートワークも織り込む必要もあるかも知れない。新しい挑戦であり、様々な気づきもあり、良い人間関係の構築ができれば良い。思いが共有化できる、楽しく熱いチームイメージに、結び付けて行きたい。

                                         以上

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