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心と体の セルフケア 20-8-26 中村憲雄

心と体の セルフケア 20-8-26 中村憲雄 published on

概要

ヒトの心の97%を占めている「潜在意識」領域には、これまでの様々な経験や知識が、データファイルとして意識下に蓄積(記憶)されている。ストレス社会の現代では、普段は忘れている筈の、苦しい悲しい過去の記憶が、現在の精神的・肉体的疾患の原因として影響していることが分かってきた。医療関係での対応技術も向上し、その支援効果も上がってはいる。しかし最近時では自分自身でできる、セルフケアの効果見直されてきた。様々な文献資料から、そのメカニズムを探ってみた。

1. ヒトは、「心(精神)」と「体(肉体)」のほかに、「自分自身(魂)」 も入れた、三位一体 で構成されている。

2. 3者のリーダー(主導者)は、「自分自身(魂)」である。「心」と連動はしてはいるが、心はリーダーではない

3. 「自分自身(魂)」はリーダーとして、心と体をケアすることができる。その苦しみや悲しみに寄り添うことができる。自分をよく知っているのは、究極的には自分自身である。傷をケアし、修復し、元気づけることができる。幸福になる許可を出すことができる。医者は主役と言うより、支援者と考えた方が良い。

4. 「心」は、表面意識(顕在意識)と、潜在意識の二重構造(玉ねぎ構造)から成り立っている。

5. 表面意識は、主に大脳(左脳)の機能であり.心全体の3%の領域を占める。普段モノを考える領域である。「自分自身(魂)」と連動はしているが、「自分自身(魂)」そのものではない

6. 潜在意識は、右脳および胸に存在し、心の大部分(97%)の領域を占めている。心や体に対する影響が大変大きい。小さい頃から蓄積された、全ての経験や知識のデータファイルである。一般常識や固定観念として、無意識的に、ヒトの日常活動に大きく影響を及ぼしている。

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7. 潜在意識は、親などからの価値観やしつけの影響が大きい。対応しようともがき、挫折し、苦しみ、悲しみ、更に強い恐怖感や孤独感、自己嫌悪などが、心の傷として、無意識下に記憶されている。

8. 無意識下の心の傷は時間感覚がなく、遠い昔のこともつい昨日のことのように、リアルに鮮明に蓄積されている。

9. ストレス時代の現代では、潜在意識にある心の傷がトラウマとなり、心の疾患・体の疾患に影響を及ぼしている。

10. 心は体の影響を受け、体は心の影響を受けると言われてきた。基本的には間違ってはいない。しかし治療効果は限定的であった。最近では心と体のほかに、「自分自身(魂)」という概念を加え、「三位一体」で対応することで、効果が上がってきた。

11. 再度述べる。「自分自身(魂)」には、心と体を管理・コントロールする機能がある。心と体に対するリーダーシップの役割がある。目と松果体の連合領域に存在する。

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12. 自分のことは自分が一番よく知っていると、一般的によく言われる。しかし自分の実態を、少なくとも70%以上正確に、客観的に把握しているヒトは、実は大変少ない。しかし自分のことを知ることができるのは、やはり自分自身である。まず自分を知ること。知ろうとすること。これがすべてのスタートになる。

13. ポイントの1つは、自分を「リスペクト(敬意を払い、認める)」すること。自分の心・体に対し、自分の経験や蓄積のすべてに対しリスペクトすること。ここから初めて、感謝や愛が始まるのである

14. 何故か。心と体は、自分自身を含め、「今この場」まで3者が協力しながら、経験を重ねてきた。もがき、挫折し、苦しみ、悲しみを味わい、恥ずかしい見たくもない記憶もある。心も傷つき、体もあちこち問題を抱えている。世界77億人、77億通りある個性の代表者の一人として、今ここに存在している。100点満点は誰一人いない。神仏さえも、大宇宙でさえも発展途上にある。紆余曲折があっても、長い目で進化の流れに乗っているのが、大自然の摂理である。ヒトも、自分自身もそのルールに従い、「今ここ」に存在している。リスペクトすべき存在である。生かされて生きてきた。今ここにある。リスペクトされるべき存在なのである。

15. 浦島太郎は、竜宮城で美女に囲まれ、様々なグルメを堪能し、タイやヒラメの舞い踊りなど十分な楽しみを満喫しまくった。しかし3年経って飽きがきた。元の、衣食住にもがく、従来の生き方を選択したのだ。エールを贈りたい。何故決心したのか。課題のない、テーマのない人生は、進化の流れに乗らない。それを本能的に悟ったのである。食欲、睡眠欲、性欲が満たされ、エンタメを満喫する人生は、最後は刺激も興奮も薄れ、ヒトとしての充実感もなく、飽きるのである。もがき、挫折し、苦しみ、悲しむ人生こそ、進化につながる人生の歩みこそ、リスペクトに値するのである

16. 先ずこんな自分を、先ずリスペクトすべき存在と知ること。それに気づくことで初めて、パートナー始め身近な存在の、良いところが見え、感謝や愛にもつながるのである。膨大な量の葛藤の記憶が、意識下のファイルから、薄い膜から滲み出すようにヒトに影響を与えている。しかしリスペクトにより、癒すことが可能になる。このメカニズムを知ること。

17. ヒトには無くて七癖と言うが、潜在意識の傷の悪影響で出てくるケースも多い。人知れず、わけもなく自分を責め、悩み、涙を流す場合もある。リスペクトがあれば、自分の心に寄り添うことができる。原因が潜在意識の葛藤であれば、それを第3者的にわかってあげること。共に涙を流すことが、癒しの第1歩である。心の傷は、無視することも消すこともできない。しかし過去にフォーカスしないこと。集中しないこと心の中で、一旦わきに置くこと。心の中の物置に入れておくこと。注視しないこと。ポジティブシンキング(積極思考)や、アファーメーション(肯定的言葉による思い込み技術)でも、それだけでは限界がある。

18. 言い換えれば「今ここ、この場にのみ集中」すること。わだかまりやとらわれや思考は、一旦わきに置いておく。動作のプロセスは、理論よりも「感覚的に、しっかりイメージすること。考えないこと。これが本番での、心の自然な状態である。フロー状態の心でもある。心身の活動の実施・動作の前には、考えながらの繰り返しの練習が、本番前の準備として必要ではあるが。

19. 一生懸命を楽しむこと。愉快に生きる(仕事をする)こと。夢中でワクワク、楽しく充実する人生が良い。面白い人生は「感情」の重視が大切である。心の底から楽しめること。シャカリキに歯を食いしばるのは、長続きしない。一時的には必要な場合もあるが。とにかく心を責めない。余裕を持って見守り、寄り添うこと。

20. 心だけでなく、自分の体をも責めないこと。失敗した、思い通りに動けなかった、良いパフォーマンスが得られなかった。体の活動にも、十分でないことが多々ある。自分で自分の体を責め、あちこちに痛みが発生し、疾患になるケースも多い。しかしやはり自分の分身として共に働き、神仏から預かった体である。心と同様にリスペクトすること優しく自分の体に触れいたわること心を込め、感謝を込めてマッサージすること。

21. 自分自身で、心と体を癒すことができる。癒すべきである。自分から、幸福になるべきである。以上がセルフケアの要旨である。

22. 更に自分自身だけでなく、ヒトに対してもリスペクトが必要なことも、同様な理由である。パートナー、両親、兄弟、仲間など、まず身の回りから、見方を変えること。リスペクトがあれば、感謝が生じ、愛が生じてくる。良いコミュニケーションや信頼関係にも発展する。

23. セルフケアは、すべてのスタートと言える。自分に対するリスペクト(敬意を払い、認める)がまずスタートである。ヒトとしての、誇りを確認することでもある。77億通りある個性と魂の、代表者の一人としての誇りである。

    以上

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