「中小モノづくり企業の事業発展」を実現

令和3年度の活動方針 (新年度のご挨拶:理事長) 21-1-12

10. 我が国の企業は、元気を失っております。疲弊しております。20年間で企業200社を訪問・支援しましたが、本当にそう思います。過去の遺産で、何とか生きているところもかなり多い。昔はモノ不足時代であり、途上国の企業体質も弱かった作れば売れた良き時代でした。現在の世界の状況は、大きく変化しております。自分と世の中を俯瞰し、変化を認め、変化に適切に対応する。これに尽きると思います。GS法人の今後の活動や支援のポイントは、この点にあります。

11. 本年度は「ものづくり補助金・ビジネスモデル構築型」事業に、GS法人も参画したいと考えております。企業活性化のお役に立てる良いチャンスです。口頭での技術アドバイスも大切ですが、むしろ企業現場に入り、従業員と共に手を汚し、共に汗をかき、信頼関係を構築し、知恵をすり合わせて推進する。この姿勢がベースと考えます。

12. 前述の、R研の技術シーズは大変高レベルです。モロに対応できる支援専門家は多くはおりません。しかしGS法人の会員は、他の士業等の専門家よりは、向いていると思います。自分の専門分野ではなくとも、技術関連ですから、なんとなく土地勘があります。それで十分です。私自身も専門以外の支援の方を数多く経験した。勉強すれば良いだけと分かりました。更に複数専門家による支援は、効率が大変上がります。また各個人専門家に全てお任せではなく、困りごとや協力依頼に対し、組織としてバックアップする体制の構築が可能です。これを武器に乗り切りたいと考えております。他にできる所は無さそうです。不足するスタッフの募集も必要かも知れませんが。

13. ドジョウ養殖事業に対する助成金も昨年度に引き続き申請する予定です。更に「ものづくり補助金・ビジネスモデル構築型」については、第3期以降に申し込みたいと思っております。補助率が10/10から2/3に変わり、事業遂行のための体制の構築が難しい。一筋縄では行きそうもない予測です。検討時間が必要と思っております。

14. 現在は新型コロナの影響で、世界でも国内でも大変な状況が続いております。収束しても、元に戻ることはないと予測されております。まさに誰も経験したことがない、ニューノーマル(新常態)が発生すると思われます。私が培ってきたノウハウ集の提供も含め、皆様のお力をお借りしながら、何とか乗り切りたいと思います。年齢や世代に関係はありません。実績や経験だけでは全く不足です。新しい激動の時代に向けたチャレンジが必要な年です。皆で手を携え、乗り越えてゆきましょう。

15. 私が55年前(昭和41年・1966年)に新入社員としてホンダに入社した時も、不況の真只中でした。時の副社長藤沢武夫氏から、色々心得などを聞かされたことを思い返しております。GS法人のホームページにも関連記事を投稿しました。参考用に見ておいて頂けたら幸いです。(http://gs-ipanshadan.jp

以上

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